CSSプロパティ一覧|よく使うプロパティを用途別に解説【早見表】

2025.07.15

CSSプロパティ一覧|よく使うプロパティを用途別に解説【早見表】

CSSには数多くのプロパティがありますが、実際のWeb制作でよく使うものはある程度決まっています。この記事では、よく使うCSSプロパティを「色・背景」「文字」「余白・サイズ」「配置」「Flexbox」「Grid」など用途別に整理し、役割と記述例を一覧にまとめました。

書き方を忘れたときの早見表として、ブックマークしてお使いください。

CSSの書き方の基本

CSSは「どの要素に(セレクタ)」「何を(プロパティ)」「どうするか(値)」の組み合わせで書きます。たとえば p { color: #333; } は、「p要素の文字色を #333 にする」という意味です。プロパティと値は「:」でつなぎ、最後に「;」を付けます。

CSSの基本は「CSSとは?基本構文と使い方をわかりやすく解説」、HTMLへの読み込み方は「外部CSS・内部CSS・インラインCSSの違いと使い分け」で解説しています。

よく使う単位

単位意味使いどころ
px画面上の固定の大きさ枠線の太さ、細かい調整
%親要素に対する割合幅を親に合わせて伸縮させる
emその要素の文字サイズが基準(1em=文字1つ分)文字に合わせた余白や字間
remルート(html要素)の文字サイズが基準サイト全体で揃えたい文字サイズ
vw / vh画面の幅・高さの1%画面いっぱいの高さ(100vh)など

色・背景のプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
color文字の色color: #333;
background-color背景の色background-color: #f5f5f5;
background-image背景の画像・グラデーションbackground-image: url(bg.jpg);
background-image: linear-gradient(#fff, #ccc);
background-size背景画像の大きさcover(全体を覆う)、contain(全体を収める)
background-position背景画像の位置background-position: center;
background-repeat背景画像の繰り返しno-repeat(繰り返さない)
opacity要素全体の透明度(0〜1)opacity: 0.5;

色は #ff0000 のようなカラーコードのほか、rgb(255 0 0)、透明度付きの rgb(0 0 0 / 50%)、red のような色名でも指定できます。背景だけを半透明にしたいときは、opacity ではなく透明度付きの色を使います(opacity は文字や子要素まで透明になるため)。

文字・テキストのプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
font-size文字の大きさfont-size: 16px;、1.2rem
font-weight文字の太さbold、400(標準)〜700(太字)
font-familyフォントの種類font-family: "Noto Sans JP", sans-serif;
font-style斜体にするitalic
line-height行の高さ(行間)line-height: 1.8;(単位なしで文字サイズの倍率)
letter-spacing文字と文字の間隔letter-spacing: 0.05em;
text-align行内での文字の揃えleft、center、right
text-decoration下線・取り消し線underline、line-through、none(リンクの下線を消す)
text-transform英字の大文字・小文字の変換uppercase(すべて大文字)
text-indent1行目の字下げtext-indent: 1em;
white-space改行・空白の扱いnowrap(改行させない)
overflow-wrap長い単語やURLの折り返しoverflow-wrap: anywhere;
text-overflowはみ出した文字を「…」にするellipsis(overflow: hidden・white-space: nowrap と組み合わせる)
vertical-alignインライン要素・表のセルの縦の揃えmiddle、top

余白・サイズのプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
margin要素の外側の余白margin: 20px;、margin: 0 auto;(幅を指定したブロックを中央寄せ)
padding要素の内側の余白padding: 10px 20px;(上下・左右)
width / height幅・高さwidth: 300px;、width: 100%;
max-width / min-width幅の上限・下限max-width: 1200px;
min-height高さの下限min-height: 100vh;(画面いっぱい)
box-sizing幅に余白と枠線を含めるかborder-box(含める。指定した幅のまま収まる)
aspect-ratio縦横比aspect-ratio: 16 / 9;

margin と padding は、値の数で指定する方向が変わります。1つなら上下左右、2つなら「上下・左右」、4つなら「上・右・下・左」の時計回りです。margin-top のように方向を付けると、1方向だけを指定できます。

枠線・角丸・影のプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
border枠線(太さ・種類・色)border: 1px solid #ccc;
border-radius角の丸みborder-radius: 8px;、50%(正方形を円に)
outlineレイアウトに影響しない外側の線outline: 2px solid #3498db;(フォーカス表示など)
box-shadow要素の影box-shadow: 0 2px 8px rgb(0 0 0 / 15%);
text-shadow文字の影text-shadow: 1px 1px 2px #000;

表示・配置のプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
display表示の形式block、inline、inline-block、flex、grid、none(非表示)
position配置の基準relative、absolute、fixed(画面に固定)、sticky(スクロールで追従)
top / right / bottom / left位置(position と組み合わせる)top: 0; left: 0;
z-index重なりの順番(大きいほど手前)z-index: 10;
overflowはみ出した部分の扱いhidden(隠す)、auto(必要ならスクロール)
visibility見えなくする(場所は残る)hidden
float左右に寄せて回り込ませるleft、right(レイアウトには現在 Flexbox・Grid が主流)

display: none は要素が消えて場所も詰まりますが、visibility: hidden は見えなくなるだけで場所は残ります。position: absolute は、position: relative などを指定した一番近い祖先要素を基準に配置されます。

Flexboxのプロパティ一覧

Flexbox(フレックスボックス)は、要素を横並びや縦並びにして、揃え方や間隔を調整するためのレイアウト方法です。親要素(フレックスコンテナ)に指定するものと、子要素(フレックスアイテム)に指定するものがあります。

親要素に指定するプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
display: flexFlexboxを使うdisplay: flex;
flex-direction並べる方向row(横・初期値)、column(縦)
flex-wrap折り返すかwrap(折り返す)、nowrap(初期値)
justify-content並べる方向の揃えflex-start、center、space-between(両端揃え)
align-items並べる方向と直角の揃えstretch(初期値)、center、flex-start
align-content複数行になったときの行の揃えflex-start、space-between
gap子要素どうしの間隔gap: 16px;

子要素に指定するプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
flex伸び縮みの指定をまとめて書くflex: 1;(余った幅を均等に分ける)
flex-grow余った幅をどれだけ受け取るかflex-grow: 1;
flex-shrink幅が足りないときにどれだけ縮むかflex-shrink: 0;(縮ませない)
flex-basis基本の幅flex-basis: 200px;
order並び順order: -1;(先頭へ)
align-selfその要素だけ揃え方を変えるalign-self: flex-end;

図解付きの詳しい使い方は「フレックスボックス(Flexbox)完全ガイド【図解付き】」で解説しています。

Gridのプロパティ一覧

CSS Grid(グリッド)は、行と列を使って要素を2次元に配置するレイアウト方法です。カードの一覧や、ヘッダー・サイドバー・本文のようなページ全体の枠組みを作るのに向いています。

プロパティ役割主な値・記述例
display: gridGridを使う(親要素)display: grid;
grid-template-columns列の数と幅(親要素)grid-template-columns: repeat(3, 1fr);(3等分)
grid-template-rows行の高さ(親要素)grid-template-rows: auto 1fr auto;
gap行・列の間隔(親要素)gap: 20px;
place-itemsセル内の縦横の揃えをまとめて指定(親要素)place-items: center;
grid-template-areasエリアに名前を付けて配置を決める(親要素)"header header" "side main"
grid-column / grid-rowどの列・行にまたがるか(子要素)grid-column: 1 / 3;(1〜2列目)
grid-area名前を付けたエリアに配置(子要素)grid-area: main;

詳しくは「CSS Grid入門:2次元レイアウトを直感的に作る方法」をご覧ください。

動き(トランジション・アニメーション)のプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
transition値が変わるときに滑らかに変化させるtransition: background-color 0.3s;
transform移動・回転・拡大縮小translateY(-4px)、rotate(45deg)、scale(1.1)
animation@keyframes で決めた動きを再生animation: fade 1s ease infinite;

transition と animation の違いは「CSSトランジション vs アニメーション:違いと使い分け」で解説しています。

その他のよく使うプロパティ

プロパティ役割主な値・記述例
cursorマウスカーソルの形cursor: pointer;(指の形)
list-styleリストの先頭の記号list-style: none;(記号を消す)
object-fit画像を枠に合わせる方法object-fit: cover;(比率を保って枠を埋める)
filterぼかし・白黒などの効果filter: blur(4px);、grayscale(100%)
pointer-eventsクリックなどを受け付けるかpointer-events: none;(クリックを無効に)
content疑似要素(::before・::after)の中身content: "";

同じ値を何度も使う場合は、CSS変数にまとめると管理しやすくなります。「CSS変数(カスタムプロパティ)の使い方と活用例」もあわせてご覧ください。画面幅に応じてプロパティを切り替える方法は「レスポンシブ対応の基本:メディアクエリの書き方」で解説しています。

まとめ

  • 色・背景:color、background-color、opacity など
  • 文字:font-size、line-height、text-align、white-space など
  • 余白・サイズ:margin、padding、width、box-sizing など
  • 枠線・影:border、border-radius、box-shadow など
  • 配置:display、position、z-index、そして Flexbox と Grid
  • 動き:transition、transform、animation

すべてを覚える必要はありません。この一覧で「こういうことができる」と知っておき、必要なときに見返して使ってみてください。

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